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高知県土佐市から農園直送公式通販で土佐文旦を見る →みかん・身近な柑橘の品種と違い
温州みかんの主要系統、不知火・デコポンの関係、はるかなどの由来・部位・成分を調べます。

えいえすあい / 原画像 / CC BY-SA 3.0
品種参考写真。やの一果彩の栽培・販売商品の写真ではありません。
温州みかんと中晩柑を分けて探す
温州みかんには極早生から晩生まで多くの系統があります。ハウスみかんは栽培方法の呼称で、独立した一品種を指しません。不知火やはるか等の中晩柑は、温州みかんとは別の品種群として整理します。
「はるか」は、はるみ・はるひ・はるきとは別品種です。黄色い外観から酸味が強いと決めつけず、由来と食味を確かめます。
外果皮・白い綿・じょうのう膜・砂じょうの構造へ優先して調べる20品種・系統
宮川早生
- 由来・名称
- 福岡で発見された早生温州の系統。多数の枝変わり品種の出発点になっている。
- 果実の特徴
- 早生温州の代表的な比較品種。栽培地により果形・糖酸・浮皮の程度は異なる。
- 熟期・出荷
- 静岡県の案内では露地は10月下旬~12月上旬、施設では6~8月の出荷例。施設と露地の暦を混同しない。
- 比較・栽培上の要点
- 子品種の登録特性を、そのまま宮川早生の測定値として転記しない。
興津早生
- 由来・名称
- 宮川早生へカラタチを受粉して得た珠心胚実生から選抜。母方の体細胞組織に由来するため、単純な種間雑種とは区別する。
- 果実の特徴
- 宮川早生より強い樹勢と良好な結実性。扁平な果実で、育成比較では糖・酸とも高い。
- 熟期・出荷
- 10月下旬~11月上旬。
- 比較・栽培上の要点
- 完着色後も風味を保ちやすく、完熟栽培に用いられる。
青島温州
- 由来・名称
- 昭和20年代に静岡市で発見。静岡の代表的な普通温州。
- 果実の特徴
- 糖が高く、貯蔵出荷にも用いられる。
- 熟期・出荷
- 静岡の普通温州の出荷区分は12月中旬~3月下旬。生育中の成熟と貯蔵後の出荷を区別する。
- 比較・栽培上の要点
- 全国の温州品種別面積は本巻の統計索引で確認できる。
日南1号
- 由来・名称
- 興津早生に生じた枝変わり・樹体変異から育成された系統。登録資料の育成地は宮崎県日南市。地名は当時の記載。
- 果実の特徴
- 果皮色:橙、皮のむきやすさ:易、果汁量:多。
- 熟期・出荷
- 登録資料の育成地では9月中旬が成熟・収穫期の目安。
- 比較・栽培上の要点
- 登録時の「少・中・多」「低・中・高」は特性の相対区分。Brix、酸の質量%、耐病性、栽培商品の保証値へ置き換えない。浮皮・裂果・無核性も試験条件に左右される。
ゆら早生
- 由来・名称
- 和歌山県が紹介する極早生温州の品種。
- 果実の特徴
- 多汁で、じょうのう膜が薄い。
- 熟期・出荷
- 県の案内では9月末~10月。
- 比較・栽培上の要点
- 糖酸の状態と着色の進み方を別に見る。
石地
- 由来・名称
- 広島県倉橋町(現在の呉市)で、杉山温州の苗木に混じっていた樹から選抜。杉山温州の枝変わりと確定した説明は避ける。2000年登録。
- 果実の特徴
- 果形:扁球、果皮色:濃橙、皮のむきやすさ:易、じょうのう膜の硬さ:軟、果汁量:中。
- 熟期・出荷
- 登録資料の育成地では11月中下旬が成熟・収穫期の目安。
- 比較・栽培上の要点
- 登録時の「少・中・多」「低・中・高」は特性の相対区分。Brix、酸の質量%、耐病性、栽培商品の保証値へ置き換えない。浮皮・裂果・無核性も試験条件に左右される。
南柑20号
- 由来・名称
- 愛媛県の資料では、1926年に宇和島市の今城辰男氏の園地で見出され、村松春太郎氏の探索・選抜を経た系統。南予柑橘分場にちなむ名称。
- 果実の特徴
- 扁平で大きめの果実。果皮の橙色が濃く、房の膜は薄い。中生温州として扱う。
- 熟期・出荷
- 愛媛県資料の出荷目安は12月上~下旬。山口県の栽培資料の収穫目安は11月中~下旬。出荷と収穫を別に記録する。
- 比較・栽培上の要点
- 排水と日当たりで品質が変わる。愛媛資料と山口資料には関係者名の表記差があり、人名は産地の愛媛県資料を優先した。
不知火
- 由来・名称
- 1972年に清見を種子親、中野3号ポンカンを花粉親として交配。国の果樹試験場で育成された。
- 果実の特徴
- 果梗部にカラーと呼ぶ突起が現れやすい。約230g、橙色で柔軟多汁。表面は粗いが手でむきやすく、じょうのう膜も比較的薄い。
- 熟期・出荷
- 育成資料では2月中旬~3月上旬に成熟。糖度14~16、クエン酸1.0~1.2%が示される。
- 比較・栽培上の要点
- 乾燥が強い年は酸が抜けにくい。樹勢維持と灌水、収穫後の腐敗を防ぐ貯蔵管理が重要。デコポンは品質・出荷上の条件を伴う登録商標で、すべての不知火の別名ではない。
はるか
- 由来・名称
- 福岡県で、日向夏の種子から発生した偶発実生として見いだされた。1996年に品種登録。
- 果実の特徴
- 黄色い果皮と果頂側の凹環が特徴。外観に反して酸味が穏やか。外皮とじょうのう膜はむいて食べ、種子が入る。
- 熟期・出荷
- 愛媛県の出荷案内では2月中旬~3月下旬。
- 比較・栽培上の要点
- 酸味の少なさは糖含量そのものの多さと同じ意味ではない。日向夏、はるみ、はるひ、はるきは別項目。
はるみ
- 由来・名称
- 清見×ポンカンF-2432から育成。1999年に品種登録。
- 果実の特徴
- 180~200g程度。皮をむきやすく、薄い膜の中の砂じょうに張りがある。交配環境によって種子が入る。
- 熟期・出荷
- 育成資料では1月成熟。愛媛の出荷例は2~3月。
- 比較・栽培上の要点
- 隔年結果が強いため、着果量を適切に調節する。果実の成熟日と産地の出荷日を分けて読む。
せとか
- 由来・名称
- 清見とアンコールに由来する育成系統にマーコットを交配して育成。
- 果実の特徴
- 200~280gほど。薄い外皮と薄いじょうのう膜、柔軟で多汁の果肉が特徴。
- 熟期・出荷
- 育成資料では2月成熟、糖度12~13。施設の出荷と露地の出荷は異なる。
- 比較・栽培上の要点
- ウイルス性ステムピッティングへの感受性に留意する。無核に近いが受粉条件で種子が入る。
甘平
- 由来・名称
- 愛媛県育成。1991年に西之香へポンカンを交配。DNA鑑定で花粉親が不知火ではなくポンカンであると訂正された。
- 果実の特徴
- 約300g、扁平で非常に薄い濃橙色の果皮。膜ごと食べやすく、歯切れのよい砂じょうが特徴。
- 熟期・出荷
- 2月成熟。みかん研究所H25~R4の2月1日調査平均は302g、Brix13.9、クエン酸0.91g/100ml。
- 比較・栽培上の要点
- 夏秋の裂果と隔年結果が大きな栽培課題。数値は同研究所の調査条件の平均。
清見
- 由来・名称
- 1949年に宮川早生×トロビタオレンジを交配。日本で育成された最初のタンゴール。
- 果実の特徴
- 約200g。果肉は軟らかく多汁で、オレンジの香りがある。温州より皮がむきにくい。
- 熟期・出荷
- 成熟は3月中下旬。糖度11~12、酸約1%という育成時の値。
- 比較・栽培上の要点
- 雄性不稔で通常は種が少ないが、他品種の花粉で種子ができる。単胚性のため交雑育種の親として広く使われた。
伊予柑
- 由来・名称
- 普通伊予柑は1886年に山口県で偶発実生として発見。宮内伊予柑は1955年に愛媛県で見つかった枝変わり。
- 果実の特徴
- 香りが強く多汁。外皮は手でむけるが、じょうのう膜は厚い。
- 熟期・出荷
- 愛媛の出荷例は1~3月。
- 比較・栽培上の要点
- 大谷・勝山などの枝変わり系統も含む。統計品目と個別系統を同一視しない。
八朔
- 由来・名称
- 1860年に広島県因島の浄土寺で偶発実生として発見されたと県資料に記録。
- 果実の特徴
- 歯応えのある果肉とほのかな苦味。外皮も膜もむいて食べる。
- 熟期・出荷
- 愛媛の出荷例では1月中旬~4月下旬。
- 比較・栽培上の要点
- 樹上で熟させた果実と、収穫後に貯蔵した果実の食味変化を区別する。
日向夏
- 由来・名称
- 1820年頃に宮崎で偶発実生として見つかったと県資料に記載。
- 果実の特徴
- 黄色い外皮の内側にある柔らかい白いアルベドを、果肉と一緒に食べる。
- 熟期・出荷
- 産地・施設の有無で変わる。愛媛の出荷例は4~5月、高知にはより早い作型もある。
- 比較・栽培上の要点
- 小夏・ニューサマーオレンジの呼称がある。種が少ない選抜系統と通常の日向夏を区別する。
河内晩柑
- 由来・名称
- 熊本県河内の偶発実生に由来する。県資料には1920年頃に発生、1935年発見と記載。
- 果実の特徴
- 黄色く大きな果実。淡い甘味と酸味があり、グレープフルーツより苦味が少ないと紹介される。
- 熟期・出荷
- 愛媛の出荷例は3月下旬~7月中旬。
- 比較・栽培上の要点
- 美生柑、愛南ゴールド、宇和ゴールドなどの販売名がある。これらを独立した交配品種数に数えない。
林温州
- 由来・名称
- 1925年、和歌山県藤並村(現在の有田川町)の林文吾氏の園地から選抜。尾張系温州に関わる晩生の貯蔵向け系統。
- 果実の特徴
- 晩生・貯蔵利用の系統。早生温州とは貯蔵前の条件が異なる。
- 熟期・出荷
- 県資料では12月に収穫し、予措・貯蔵を経て年明けから出荷する。
- 比較・栽培上の要点
- 収穫日、予措による減量、貯蔵温湿度、出庫日を残して品質を比較する。
向山温州
- 由来・名称
- 和歌山で選抜された尾張温州の枝変わり。中生温州として紹介される。
- 果実の特徴
- 県資料では大きさがそろいやすい一方、浮皮への注意が必要とされる。
- 熟期・出荷
- 和歌山の中生温州の時期に収穫する。出荷月と樹上成熟を区別する。
- 比較・栽培上の要点
- きゅうきなど関連する枝変わりと別項目で管理する。
田口早生
- 由来・名称
- 和歌山県の早生温州品種として紹介される。
- 果実の特徴
- 丸い外形で、軟らかい果皮をむきやすい。
- 熟期・出荷
- 県の案内では11月上旬~下旬。
- 比較・栽培上の要点
- 酸味の少なさや糖度の感じ方は収穫条件でも変わる。
温州みかん:国内の栽培規模
2023年の品種別栽培面積の上位。販売数・検索数の順位ではありません。集計品種・系統を原表の区分のまま扱い、近縁系統を独自に合算していません。名称を選ぶと詳しい章へ進めます。
| 順位 | 原表の名称・解説へのリンク | 全国栽培面積(ha) |
|---|---|---|
| 1 | 宮川早生 | 5,957.4 |
| 2 | 青島温州 | 3,365.4 |
| 3 | 興津早生 | 3,211.9 |
| 4 | 日南1号 | 1,303.3 |
| 5 | 林温州 | 1,191.1 |
| 6 | 南柑20号 | 1,147.8 |
| 7 | 向山温州 | 1,064.8 |
| 8 | 石地 | 752.3 |
| 9 | ゆら早生 | 731.1 |
| 10 | 田口早生 | 706.1 |
出典:農林水産省「令和5年産特産果樹生産動態等調査」。2026年3月18日公表。総計行。
品種別栽培面積の原表を確認する
高知県土佐市から農園直送公式通販で土佐文旦を見る →品種名・部位を区別する栄養成分
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年の標準値。以下は可食部100g当たりで、特定の産地・生産者の測定値ではありません。皮の有無、乾燥、加工状態の違いをそろえて比較します。
| 食品名・食品番号 | エネルギー kcal | 水分 g | 炭水化物 g | 食物繊維 g | カリウム mg | β-カロテン μg | ビタミンC mg |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (かんきつ類) うんしゅうみかん じょうのう 早生 生 07026 | 49 | 87.2 | 11.9 | 0.7 | 130 | 89 | 35 |
| (かんきつ類) うんしゅうみかん じょうのう 普通 生 07027 | 49 | 86.9 | 12.0 | 1.0 | 150 | 180 | 32 |
| (かんきつ類) しらぬひ 砂じょう 生 07165 | 56 | 85.8 | 12.9 | 0.6 | 170 | 48 | 48 |
| (かんきつ類) せとか 砂じょう 生 07166 | 50 | 86.9 | 11.7 | 0.7 | 170 | 250 | 57 |
| (かんきつ類) はるみ 砂じょう 生 07167 | 52 | 86.5 | 12.1 | 0.8 | 170 | 130 | 40 |
炭水化物は糖だけの量ではありません。糖度(Brix)とも直接一致しません。同じ食品群の標準値を、掲載した各品種固有の分析値として割り当てないようにしています。
「はるか」固有の栄養成分の全項目測定値は、本版では確認できていません。温州みかんの値をはるかの値として掲載しません。
糖度・酸・果皮成分を詳しく調べる
Brixは果汁中の可溶性固形分を示す指標です。糖の種類別濃度とは別に扱います。貯蔵後に甘く感じても、酸の減少、水分変化、香りなどが関係し、糖の総量が増えたと即断できません。
作業と旬を分ける
花が咲く時期、摘果、肥大、着色、収穫、貯蔵後の出荷を別の段階として記録します。露地温州とハウスみかんでは暦が変わり、同じ品種でも産地によって出荷時期がずれます。
土佐文旦農園の年間作業を実写で読む日本の柑橘全体を調べる
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