部位を理解するための模式的な配置。実物の断面形状・厚み・縮尺を表す図ではありません。
| 部位 | 見た目・役割 | 分析時の注意 |
|---|---|---|
| フラベド | 色のある表層、香りに関わる油胞がある | 果皮油と果皮全体の成分は別 |
| アルベド | 白い海綿状の部分 | 外皮ごとの測定値を白い綿だけの値にしない |
| じょうのう膜 | 一つの房を囲む膜 | 可食部試料に含むかを確認 |
| 砂じょう | 果肉を構成する多数の粒 | 単細胞ではない |
| 種子 | 胚を含む繁殖器官 | 種子抽出物の実験を果肉の効能にしない |
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写真で見る文旦の実と果肉

黄色い実と、薄皮をむいた果肉。房の形と、果肉をつくる粒の集まりを見ることができます。
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白い綿・アルベドの構造と成分白い綿は綿花ではなく、多孔質の植物組織です。ペクチンなどの細胞壁成分を含みます。→黄色い果皮・油胞・果皮油外側の色のある果皮をフラベドと呼びます。皮をむくと広がる香りを調べる際には、果皮油が研究対象になります。→砂じょうとは:粒の形と発生砂じょうは、柑橘の房の中にある果汁を含む多細胞性の組織です。一粒が一個の細胞という説明は正確ではありません。→粒の食感とす上がり・粒化食感は組織の構造と水分の状態に関係します。乾いたように感じるす上がりは、単なる水の蒸発だけでは説明できないことがあります。→じょうのう膜:房を包む薄皮白い綿と薄皮は別の組織です。薄皮の成分・噛み切りやすさを、それぞれの研究へ分けて読みます。→部位を取り分ける:成分比較のための採取地図同じ『皮』『果肉』でも、試料の作り方で数値の意味が変わります。比較の前に採取範囲を揃えます。→種子と果実の中心:食べる部位との区別種子、房を区切る膜、中心に集まる組織を、果肉の粒と混同しないための入口です。→土佐文旦の実と断面:部位を写真で見る土佐文旦の実と果肉の写真を見ながら、果皮・可食部・種子の位置を部位別の解説で確かめます。→黄色い土佐文旦の輪切り:果皮・房・種子を実写で見る黄色い土佐文旦の断面から、白い果皮、房、果肉、種子と中心部分を観察します。9月の緑色果実との違いも、撮影条件を分けて説明します。→
高知県土佐市から農園直送公式通販で土佐文旦を見る →この章の根拠・さらに詳しく
輪切り・房・顕微鏡で分かることの違い
輪切りでは果皮の厚み、じょうのうの並び、中心部、切断された種子を観察できます。房をほぐすと砂じょうとその柄を見分けやすくなります。一方、細胞壁の厚さ、細胞の層数、化学成分の局在は、普通の写真だけでは測定できません。
| 対象 | 何を記録するか | 誤解しやすい点 |
|---|---|---|
| 外果皮・白い内果皮 | 切る方向、測定位置、厚さの単位、成熟段階 | 緑の9月摘果果実と黄色い収穫果実の厚みを、同じ時期の代表値として混ぜない。 |
| 房の膜・砂じょう | 膜を除いたか、粒全体か、搾った果汁か | 砂じょう一粒は一個の細胞ではない。果汁の分析値は膜を含む果肉全体の値とは限らない。 |
| 種子・中心軸 | 正常に育った種子か、未発達な種子か、断面か | 写真に種がない断面だけで果実全体を無核と断定しない。 |
| 模式図 | 模式図であること、対応する実写・原典 | 実物の品種同定、細胞計測、写真の代用証拠にはしない。 |
根拠・原資料:文部科学省|食品成分データベース ぶんたん・砂じょう・生 / 高知県産特産カンキツの機能性 / Structure-function relationship of the foam-like pomelo peel






