文旦の厚い外皮と房の薄皮をむくと、淡い黄色の果肉が現れます。この実写では、果肉の表面に並ぶ細長い粒と、房の形を残したまとまりを見られます。

薄皮を取り除いた果肉が房の形を保って並び、表面に細長い砂じょうの集まりが見えます。
房の形と砂じょうの集まり
皿に載った果肉は一枚の均質な組織ではなく、細長い砂じょうが集まったものです。手前の果肉では粒の輪郭が比較的見やすく、奥には果皮を残した丸い果実も写っています。砂じょうの発生と構造は砂じょうの章、房を包む薄皮はじょうのう膜の章へ進んでください。
輪切りと、むいた果肉で見えるものの違い
| 写真 | 主に観察できること |
|---|---|
| この写真:薄皮をむいた果肉 | 房の輪郭、砂じょうのまとまり、表面の粒の向き。 |
| 黄色い果実の輪切り | 外皮と白い果皮の位置、中心から分かれる房、切断面の種子。 |
| 9月の摘果果実の輪切り | 緑色の果皮を持つ果実の断面と、別写真に残した糖度計の表示。 |
外観写真と測定記録を分ける
粒が見える実写ですが、細胞壁や細胞内小器官を観察した顕微鏡像ではありません。粒の見た目だけから糖度・酸度・水分量・栄養成分は求められません。尺度がないため、粒の長さや一房の大きさも数値化していません。写っている皿や果実から、重量を推定することもしません。
この画像の記録
果肉の外観を観察する写真です。収穫日や販売時期を示すものではありません。
この章の根拠・さらに詳しく
- R09|ナツミカン果実の毛状体の起源と発生著者抄録・書誌確認
- S09|文部科学省|食品成分データベース ぶんたん・砂じょう・生 ↗可食部100gの代表値。土佐文旦や自園商品だけの実測値ではない。






