空気だけのスポンジではない
文旦果皮の研究では、アルベドは細胞間に大きな空隙を持つ組織として扱われます。骨組みを作る細胞自体にも水分があり、組織の配置と細胞の状態が、押されたときの振る舞いに関わります。R06・R36はこの構造を調べる入口です。
水分の有無を比較した実験
R36ではhoney pomeloの同じ果実から新鮮・凍結乾燥の果皮試料を作り、重りを落として比較しました。新鮮試料の方が、衝撃エネルギーを散逸させる割合が大きい結果でした。反発の大きさと、果実を守る働きは同じ指標ではありません。
試験の読み方
試料は円柱状の果皮で、落錘質量は0.0605kg、落下高さは0.125〜1.250mです。果皮厚・試料形状・落下条件が違えば結果も変わります。土佐文旦一玉を家庭で落とした際の安全な高さを示す数値ではありません。
構造の知識を成分の説明につなぐ
細胞壁成分はペクチンの章へ進みます。衝撃を和らげる構造、抽出した成分の性質、人が食べたときの効果は、それぞれ別の問いです。






