| 分野 | この版で確認したこと | まだ必要な確認 |
|---|---|---|
| 土佐文旦の歴史 | 県・JAの年の差を整理 | 導入時の原記録、命名原典、人物・年の照合 |
| 白い綿の成分 | 文旦の抽出研究、土佐文旦果皮全体の分析 | 土佐文旦のアルベド単独の網羅的定量 |
| 砂じょう | ナツミカンの発生、文旦の障害研究 | 土佐文旦の粒寸法・組織像・破断特性の直接研究 |
| 抗菌・胃薬 | 抽出物の細菌実験、葉の動物実験 | 土佐文旦の食用部を用いた適切な人の試験の有無 |
| 糖と貯蔵 | 土佐文旦の成熟・貯蔵研究 | 複数年・温湿度・包装別の個別糖の定量比較 |
| 香り | 土佐文旦果皮油の時期別研究 | 果肉・口中香と官能評価を合わせた条件比較 |
| 栽培暦 | 一般の流れ、研究の入口 | 自園の実際の月別作業と園地条件 |
| りんご | 主要品種、蜜・香り・酸輸送 | 全登録品種、倍数性・受粉互換、病害、褐変・着色の専題 |
| ぶどう | 主要品種、無核性・香り・色 | 全系譜、品種別の栽培条件、皮・硬度・貯蔵障害の専題 |
| ほか15果物 | 基礎的な比較 | 各品種の原著論文と公的育成資料の精読 |
検索で見つからなかったことは、「研究が存在しない」という証明ではありません。外国語文献、学位論文、古い試験場報告、会議録、有料論文などに未確認の情報が残っています。
「全て網羅」の到達条件
対象データベース、検索語、検索期間、採用条件、重複除去、除外理由を定義し、引用・被引用も追う系統的な調査が必要です。この初版はその完了を主張せず、確認できた原典と不足箇所を残しています。
第2版で追加した範囲
土佐文旦のじょうのう膜の構成糖と抽出試験、ウンシュウミカンの砂じょうの柄、文旦果皮の力学、りんごの空隙と果汁感、ぶどうの皮・果肉の研究を追加しました。自園の顕微鏡計測・成分定量・ヒトの介入試験を実施した資料ではありません。競合サイトの全ページ比較や、世界の文献を尽くした系統的レビューも未実施です。
今回の比較後も、未確認として残す事項
- 水晶文旦の正確な両親:2024年論文で通説との不一致が示されたが、もう一方の親の特定とは異なる。
- 導入・命名の年次:公表資料で違いがある。年次を統一するには当時の記録の確認が必要。
- 品種別の全成分:共通の食品成分表だけでは、全品種・全産地・全成熟段階の値を埋められない。
- 貯蔵と香りの変化:果皮油の組成の研究と、貯蔵で増減する直接試験を区別し続ける。
- 販売名の同定:生産者独自の呼び方を、登録品種・遺伝資源の系統名と同じ扱いにしない。
- 検索結果の変動:調査日の上位を調べても、全世界の全ページと論文を網羅したことにはならない。
出典のない空白を推測で埋めるより、分かっている範囲と未確認の点を明示することで、後から研究結果を追加・訂正できる図書館にします。
根拠・原資料:高知県研究報告33|水晶文旦・90T9の由来の推定(2024) / 文部科学省・ぶんたん砂じょう生:炭水化物成分表
今回の補強範囲と残る未確認事項
検索上位ページを比較しても、世界の全資料・全系統の成分が揃ったことにはなりません。土佐文旦の歴史年次の差、水晶文旦の親の確定、品種固有の成分測定が見つからない項目は、未確認として区別します。
今回の追加では、果皮と果肉を分けた成分値、文旦近縁品種の交配と栽培条件、県の生育観測を既存の詳説へ接続しました。他社農園の親族の思い出、創業者一族の話、他社の商品価格・レビューは収録していません。品種の発見・導入・命名に関わる人物は作物史として出典付きで扱います。
世界の文旦の追加点検:確認できた範囲
2026年10月6日、日本・台湾・中国・タイ・ベトナム・インド・インドネシア・フランス・南アフリカ・オーストラリアに関する17資料を採用・再確認しました。水晶文旦の管理と貯蔵、海外品種の実測成分、新品種、保存系統の比較を補いました。
全世界の未公開資料や地方品種までの完全網羅ではありません。水晶文旦の親の確定、土佐文旦の初期史料、地域在来品種、各品種の全ての部位別成分などは、確認できた内容を保ちながら追加する課題です。
今回の点検結果と、追加調査の項目を見る
追加点検:栽培・地域品種で分かったこと
第20版に続き、日本・インドネシア・ベトナム・インド・ネパール・アメリカ・ブラジルの16資料を採用・再確認しました。土佐文旦の施肥・病害虫・長期貯蔵、水晶文旦の9月作型、海外品種の実測値を補強しています。
前回残った項目のうち、インドネシア18品種は本文表まで、水晶文旦は早期加温作型まで確認が進みました。地域在来名の全照合、全品種の全部位別成分、原史料などは継続調査です。
現在の確認範囲と残る調査を見る
高知県土佐市から農園直送公式通販で土佐文旦を見る →追加確認:アミノ酸・海外保存系統・部位別成分
第22版では、土佐文旦のアミノ酸短報、コルシカ研究の補足表、Pomelitの品質記録、リモノイド研究、人工受粉の技術史を補いました。コルシカ補足表の未取得は解消し、採用したセルまで照合しています。
土佐文旦の初期導入史料、全在来名の対応、全品種の全部位別成分まで揃った状態ではありません。
確認できた範囲と残る調査を見る
第23版:土佐文旦と水晶文旦の直接研究を追加
温室の温度・樹勢、野囲い資材、部位の重量配分、果皮油、房の膜、花粉と種子、水晶文旦の系統と海外研究を補いました。
追加資料の確認範囲と残る項目を見る
第24版:追加調査の範囲と未確定の事項
気象、水分、根、受粉、種子発育、脱緑、香気、栽培予測と2026年のDNA研究を追加しました。
今回の確認範囲を見る
日本・水晶文旦:本文確認前でも残す専門資料の所在
区分:日本 / 資料所在のみ確認・内容の確定根拠ではない
農文協「農業技術大系」の2023年版水晶文旦は、県果樹試験場関係者の執筆・改訂による専門資料です。公開目次から、早期加温型栽培暦、受粉に使う花粉、摘果程度と翌年の着花、土壌乾燥時期と品質の表があることを確認できます。ただし本文・表の値は未確認です。
県センターニュース55号には近赤外線非破壊分析の記事が5頁にあると目次に記載されています。現在取得できたのは目次を含む1頁だけです。どちらも「情報が存在する参照先」として残し、未読の表の内容や研究結論は補っていません。
根拠・原資料:農文協・農業技術大系(2023)|水晶文旦:公開目次・資料所在 / 高知県センターニュース55号(2009)|水晶文旦の近赤外線非破壊分析記事の目次記録
日本と海外の参考情報を分けて読む
- 日本の水晶文旦資料の所在
- 海外の仮説・試行・研究計画
- 今回の確認範囲と未取得資料





